'99笛吹川国際音楽祭出演演奏家紹介


チャールズ・キャッスルマン(ヴァイオリン・ヴィオラ)コンラード・エレギアス(ヴァイオリン)浦川宣也(ヴァイオリン)ヤルン・ヴァウツトゥラ(ヴァイオリン・ヴィオラ)トビー・ホフマン(ヴィオラ)カーステン・ジョンソン(ヴィオラ)トゥーバ・オズカン(ヴィオラ)ヤンチャン・チョー(チェロ)クリストフ・リヒター(チェロ)ナサニエル・ローゼン(チェロ)ウルリッケ・シェーファー(チェロ)田中洪至(コントラバス)橋本京子(ピアノ)リチャード・スタインバック(ピアノ)


チャールズ・キャッスルマン(ヴァイオリン・ヴィオラ) Charles Castleman (Violin・Viola)

ハーバード大学、カーティス音楽院、ペンシルヴァニア大学を卒業。その間、チャイコフスキー、ブリュッセル各コンクールに入賞している。ソリストとしてはボストン、シカゴ、ニューヨーク、フィラデルフィアなどのオーケストラと共演、また室内楽奏者としては、新ニューヨーク弦楽トリオを経て、1975 年にラファエル・トリオを結成、多くのレコーディングを行なっている。バックネル大学において、彼が設立したカルテットのマスタークラスは25 周年を迎えており、「最良かつ実践的なプログラムである」(ヨーヨー・マ)、「若きカルテット奏者たちのメッカ」(ガルネリ・カルテット)などの評価を得ている。イーストマン音楽院の教授として後進の指導に当たっているほか、ロンドン、東京、上海でもマスタークラスを持っている。

コンラード・エレギアス(ヴァイオリン) Koenraad Ellegiers (Violin)

ヴァイオリニストである父親より手ほどきを受ける。その後アルトゥール・グリュミオー、ティボール・ヴァルガに師事。またシャンドール・ヴェーグ、ユーディー・メニューヒンのマスタークラスに参加し、各氏の薫陶を受ける。ソリストおよび室内楽奏者として、メニューヒン・グシュタード音楽祭、オーストラリア室内楽音楽祭ほか、世界各地の数多くの音楽祭より招かれている。教育者としては、イタリア、スイス、アルゼンチン、スペイン、韓国でマスタークラスを持ち、またエッセン音楽大学において長年室内楽クラスを受け持ってきた。

浦川宣也(ヴァイオリン) Takaya Urakawa (Violin)

鈴木鎮一、小野アンナに師事し、1953 年に音楽コンクール入賞。近衛秀麿に認められてデビューを果たす。1959 年、西ドイツ給費留学生として渡欧。M.シュヴァルベ、W.シュトロスに師事。1964年、ミュンヘン国立音楽大学を首席最優秀賞で卒業。1965 年、大指揮者J.カイルベルトに認められ、バンベルク交響楽団第一コンサートマスターに就任。1969 年、ソリストとして独立。以来旧西ドイツを中心に、ヨーロッパ各国で演奏活動を行う。1979 年、名ピアニスト、フランツ・ルップとのベートーヴェン、ブラームスの全ソナタのレコーディングで注目をあつめる。1986 年、ドイツ連邦共和国功労勲章一等功労十字章を贈られる。現在ソリストとして活躍するほか、東京芸術大学教授、数々の国際コンクール審査員を務める。

ヤルン・ヴァウツトゥラ(ヴァイオリン・ヴィオラ) Jeroen Woudstra (Violin・Viola)

9 歳よりヴァイオリンを始め、1985 年オランダのユトレヒト音楽院に入学。P .ヒルシュホルン、綿谷恵子両氏に師事する。その後ヨーロッパ・モーツァルトアカデミーの奨学金を得、同アカデミーにおいてB.ペルガメンチコフ、A.シュマチェンコ、シャンドール・ヴェーグ、橋本京子の各氏より室内楽を学ぶ。現在室内楽奏者としてヨーロッパ各国の音楽祭などで活躍している。

トビー・ホフマン(ヴィオラ) Toby Hoffman (Viola)

ジュリアード音楽院にてポール・ドクトルに師事。ライオネル・ターティス国際ヴィオラ・コンクールでサー・ジョン・バルビローリ賞受賞のほか、幾つかの国際コンクールに入賞。ソリストとしては、フィラデルフィア管弦楽団、アメリカ室内オーケストラ、プラハ室内オーケストラ等々と共演。また、マールボロ、アスペン、モーストリー・モーツァルト、ザルツブルグなどの音楽祭に招待されている。室内楽奏者としてもアンドレ・プレビン、サルヴァトーレ・アッカルドとたびたび共演している。

カーステン・ジョンソン(ヴィオラ) Kirsten Johnson (Viola)

3 歳でヴァイオリンを始め、15 歳でヴィオラに転向。17 歳でシカゴ交響楽団と共演する。カーティス音楽院でマイケル・トゥリーに師事し、学位を取得。その後ジュリアード音楽院でサミュエル・ローズに師事。1997 年のワシントン国際コンクール優勝のほか、幾つかのコンクールで優勝。室内楽奏者としても、マールボロ音楽祭をはじめ多くのフェスティヴァルに招かれ、'98 〜'99 のシーズンには“ミュージック・フロム・マールボロ”ツアーに参加した。

トゥーバ・オズカン(ヴィオラ) Tuba Ozkan (Viola)

1987 年アンカラ国立音楽院を最優秀で卒業。1987 年から89 年までアンカラ・プレジデンシャル・シンフォニック・オーケストラ、またアンカラ室内オーケストラのヴィオラ奏者として活動。1989 年には、ドイツ政府給付奨学生として、ベルリン芸術大学に留学し、ブルーノ・ジュランナ教授に師事、最優秀で卒業。その後1991 年までベルリン・ユンゲ・フィルハーモニー室内オーケストラの首席ヴィオラ奏者。1998 年よりイスタンブール国立管弦楽団のヴィオラ奏耆、ボルサン室内オーケストラの首席ヴィオラ奏者として活曜している。

ヤンチャン・チョー(チェロ) Young-Chang Cho (Violoncello)

デヴィット・ソイヤー、ローレンス・レッサー、ジークフリート・パルム、ムスチスラフ・ロストロポーヴィッチに師事。ロストロポーヴィッチ、パブロ・カザルス、ミュンヘンの各コンクールに入賞。また二人の姉妹(ヤンミー・チョー、ヤンバン・チョー)とのピアノ・トリオでも、ジュネーブ、ミュンヘンの両コンクールに入賞している。ソリストとして、ロストロポーヴィッチ指揮のワシントン・ナショナル管弦楽団のほか、NHK 交響楽団、ソフィア・フィルハーモニー等々のオーケストラと共演。1987 年よりエッセン音楽大学教授として後進の指導に当たっている。

クリストフ・リヒター(チェロ) Christoph Richter (Violoncello)

5 歳でピアノを始め、8 歳でチェロを始める。15 歳でアンドレ・ナヴァラに師事し、その後ピエール・フルニエに師事してさらなる研鑚を積んだ。23 歳の若さで北ドイツ放送交響楽団のソロ・チェロ奏者となり、7 年間そのポストを務める。パリ・ロストロポーヴィッチ・チェロ・コンクール、ゲンフ音楽コンクール等々のコンクールで入賞。ソリストとしては、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団ほか、数多くのオーケストラと共演している。室内楽奏者としては、ケルビーニ弦楽四重奏団のメンバーとして活躍するほか、アンドラシュ・シフ、ハインツ・ホリガー、タベア・ツィンマーマン、ザビーネ・マイヤーなどとたびたび共演している。教育者としてはエッセン音楽大学教授の任にあり、後進の指導に当たっている。

ナサニエル・ローゼン(チェロ) Nathaniel Rosen (Violoncello)

6 歳でチェロを始める。12 歳の時、伝説的なチェロ奏者ピアティゴルスキーに出会い、弟子となる。それは師が亡くなる1976 年まで続いた。その間、ピアティゴルスキーはもとより、ヤッシャ・ハイフェッツとも数多く共演している。彼のアメリカにおける最初の名声は、1977 年、ナウムブルグ・コンクールによって得られた。翌年、アメリカ人のチェリストとしてはじめてチャイコフスキー・コンクールに優勝(その後チェロ部門でアメリカ人の優勝者はいない)、その名声は世界的なものとなった。以後、世界一流のオーケストラ(ニユーヨーク・フィルハーモニック、チェコ・フィルハーモニック、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスなど)にソリストとして招かれている。演奏家としてはもとより、教育者としても活動し、イリノイ大学を経て現在マンハッタン音楽院において後進の指導に当たっている。

ウルリッケ・シェーファー(チェロ) Ulrike Schafer (Violoncello)

クルト・エンゲルト、ルドルフ・メツマヒャー、ウィリアム・プリーズに師事。ドイツ国内外の数多くのコンクールに入賞(1970 年、72 年、74 年西ドイツ学生コンクール、1980 年パブロ・カザルス・コンクール、1982 年チャイコフスキー・コンクール、1982 年ARD コンクールなど)。また、ジャクリーヌ・デュプレ、ナタリア・シャホスカヤ、ムスチスラフ・ロストロポーヴィッチのマスタークラスに参加。現在、ケルンのギュルツニッヒ管弦楽団(ケルン歌劇場管弦楽団)の首席チェリストを務めるかたわら、ソロ、室内楽に幅広く活躍。

田中洪至(コントラバス) Hirosi Tanaka (Contrabass)

東京芸術大学音楽学部卒業。東京フィルハーモニー交響楽団首席コントラバス奏者を経て、1974 年ウィーンヘ留学。オーストリア国営放送管弦楽団、同時にウィーン室内オペラ座オーケストラを経て1981 年帰国。室内楽奏者としてもウィーン、ザルツブルクをはじめとするヨーロッパ各地の音楽祭に参加。現在、「東京カンマーコレーゲン」代表。

橋本京子(ピアノ) Kyoko Hashimoto (Piano)

東京生まれ。アムステルダムに住み、欧米を中心に活躍するピアニスト。桐朋学園大学を卒業後、スイスのメニューヒン国際アカデミーに留学。その後、インディアナ大学、ジュリアード音楽院で研鑽を積む。1985 年より活動の本拠をヨーロッパに移す。国際フランス音楽コンクール1 位大賞と聴衆賞、1980 年ブダペスト国際音楽コンクールで最優秀伴奏者賞、1988 年にはシュポア国際コンクールでピアニスト賞受賞。定期的にヨーロッパ各地で演奏会を行なう一方、室内楽アンサンブルを主宰し、高い評価を得ている。世界の著名な国際音楽祭に招待されて演奏し、国際コンクール公式伴奏者としても評価されている。多くの一流演奏家とも多数共演。現在、演奏活動のかたわら、ユトレヒト音楽院、プラハ国際室内楽アカデミー、ポーランドのクラコウ・モーツァルト・アカデミーにおいて、若手演奏家の指導に当たっている。

リチャード・スタインバック(ピアノ) Richard Steinbach (Piano)

コロラド大学、イーストマン音楽院を卒業。アイオワ大学において博士号(音楽芸術)を取得。1995 年、フランス国際ピアノ音楽祭においてグランプリを受賞。1996 年、パリのサル・コルトーでソリストとしてデビュー後、アメリカ各地でリサイタルおよびオーケストラと共演。1998 年6 月には文化交流使節として中華人民共和国および日本(山梨市)で9 回のリサイタルを開く。現在アイオワ州スー・シティーのブライアー・クリフ大学の教授として後進の指導にも当たっている。


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